借金時効援用は借金苦から逃れる1つの方法

By | 2015年11月2日

借金苦
よくテレビやドラマなどで時効という法律上の制度が出てきます。

犯罪者が一定期間逃げ続ければ時効によって、警察から逮捕されることを逃れることができるなど、時効は悪いことをしても期間の経過によってその過ちを「チャラ」にしてくれる制度として登場しますよね。

多額の借金をしても、夜逃げして数年間逃げ続ければ借金から解放されると理解している人もいますが、どうでしょうか。

こんなことを尋ねるのは、あなたが借金をしていて夜逃げを考えているという話を聞いたからです。

なんでも時効を目指して数年間は金融業者の目を逃れようと考えているとか。

借りたものは返すのが常識ですが、あなたがそこまで考えているにはそれなりの理由があるでしょうから、ここではあれこれ言いません。

ただ、時効を目指すならそれなりにきちんと時効のことを理解してからにしたほうが良いと思います。

借金苦
まず、貸金業者からの借金は5年の消滅時効が成立する可能性があります。

ちなみに犯罪者が逮捕されないのは公訴時効といって、消滅時効とは異なる刑事訴訟法上の制度です。

では、この5年の間逃げ続ければそれで良いのか、ということですが、実はそういうわけではありません。

時効は5年の時間の経過とともに自動的に成立するわけではないからです。

時効が成立するためには借金時効援用が必要です。

つまり、相手に対して「借金時効援用しますよ」という意思表示をしなければならないのです。

借金時効援用とはつまり、「すでに時効が成立したので自分には借金の返済義務はなく、支払うつもりもありません」ということを通常は内容証明郵便で債権者である消費者金融なり、銀行なりに通知する必要がある、ということなのです。

借金苦
あと、借金時効援用に関して気をつけて欲しいのは、時効は中断するということです。

例えば、消費者金融なり銀行があなたに途中で電話をかけてきたり、郵便を送ってきたりして、あなたがその債務の存在を確認するような意思表示をしたいすれば、例えば「もう少し返済を待ってください」というようなことを言えば、それで時効は中断してしまい、また振り出しに戻ってそこから5年の期間が経過しなければならないということです。

借金時効に関して借金時効援用が必要であること、中断があることを説明しました。

あとはあなたが実際に夜逃げをして5年間逃げ続けるかどうかを決めたら良いと思います。

相手もそんなにやすやすと時効が成立しないようにそれなりの手段を取ってくると思いますから、それは覚悟して、借金時効援用を目指すようにしてください。